headless 曰く、
米国家情報長官室 (ODNI) のインテリジェンス高等研究計画活動(IARPA)では、SMART ePants プログラムでオーディオ・ビデオ・ジオロケーションセンサーを統合したアクティブスマート布地 (AST) の開発を研究しているそうだ
(研究プログラム情報、
The Register の記事、
Federal News Network の記事)。構造により撥水などの機能を実現するパッシブスマート布地(PST)とは異なり、ASTは組み込まれたセンサーやアクチュエーターなどにエネルギーを供給して機能を実現する。SMART ePantsプログラムでは織り込み可能な導電性ポリマーの「電線」や体の動きを電力に変えるエネルギー取り込み機、布地にプリント可能な超低消費電力コンピューター、糸のようなマイクロフォン、変形を繰り返しても機能するバッテリーなどをASTに投入する。
これにより伸縮性や柔軟性、洗濯可能性、快適性などにおいて通常の布帛と変わらないASTを開発し、日常的な衣服(シャツ・ズボン・靴下・下着)にセンサーシステムを組み込むことを目指す。現在研究が進められているのは音声の録音・動画と写真の撮影・屋内の地理的位置情報取得が可能なセンサーの組み込みだ。完成すれば付け心地の悪い、かさばるデバイスの装着を必要とせず、周囲の環境を記録可能になるとのことだ。
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Source: スラッシュドット