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「デジタル庁創設に向けた準備サイト」はJavaScript無効でも閲覧可能であるべきか?

あるAnonymous Coward 曰く、

内閣官房情報通信技術(IT)総合戦略室は27日、「デジタル庁創設に向けた準備サイト」を公開した。9月1日のデジタル庁創設に向けて、第2弾となる民間人材の公募を開始している(ITmedia NEWS日経xTECH)。

そんな中、「デジタル庁創設に向けた準備サイト」がスクリプト無効で閲覧できないと題するブログが一部で話題となっている。スクリプトが無効の設定で当該サイトにアクセスすると、ページが真っ白で何も表示されないのだという。クロールbotなどが必ずしもJavaScriptが有効な状態で閲覧するとは限らず、また将来的にアーカイブされたページを閲覧する際に支障が出るおそれがあることから、ブログ主はJavaScript無効でも閲覧できる形にすることをIT総合戦略室に要望している。

技術的な補足をすると、当該サイトはWebデザインプラットフォーム「STUDIO」を利用して構築されている。そのSTUDIOはWebアプリケーションフレームワーク「Nuxt.js」をクライアント側でレンダリングを行うSPA(Single Page Application)モードで動かしているとみられる。サーバ側でレンダリングを行うUniversalモードまたはSSG(Static Site Generation)モードに変更することで問題を回避可能なため、ブログ主は「JavaScript 無効でも閲覧できる形にする(具体的には Static Site Generation 方式を採用する)ことはそう難しくない(少なくとも 0 から作り直す必要はない)のではないか」と綴っている。

この要望に関し、はてなブックマークでは意見が割れている。政府CIO補佐官の楠正憲氏は「図らずして面倒臭い老人避けになっている件。この画面が見えない人たちは募集対象ではないのでは?」と辛辣なブコメを寄せている一方で、STUDIOのエンジニアは「公開サイトの作り直しをしていてSSRする様にするのでそちらが完了次第解決する見込みです。」とツイートしており、いずれ解決の方向に進むようだ。

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Source: スラッシュドット