第一三共は2日、COVID-19対応1価mRNAワクチン「ダイチロナ」の国内製造販売承認を取得したと発表した。国内企業が開発した初の国産COVID-19ワクチンとなる。ダイチロナは米ファイザーと米モデルナのワクチンと同様にメッセンジャーRNA(mRNA)を使用しているが、冷凍が必要な代わりに2〜8度の冷蔵で流通・保管できる特徴がある(第一三共リリース[PDF]、日経新聞、その2)。
たた、ダイチロナは主流となっているオミクロン型の変異型「XBB」には対応していない。現在実施する高齢者ら向けの接種では、変異型「BA.5」に対応した2価ワクチンを使っていることから、ダイチロナはあまり普及しない可能性があるという。第一三共は国の助成を受け、新たな変異型や感染症に対応できるワクチンの生産体制を目指す。第一三共は年内にも「XBB」対応のワクチンを供給できるよう開発を進めているとしている。
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Source: スラッシュドット