インド上院は 7 月 27 日、映画館での無断撮影禁止を盛り込んだ 2023 年映写機法改正案を可決した
(TorrentFreak の記事、
法案情報、
法案: PDF)。
映画館での無断撮影は上映中映画から海賊版を作るために行われ、低クオリティながら公開とほぼ同時に海賊版を提供可能になる。Motion Picture Association では 40 年にわたって被害を訴えており、米通商代表部(USTR)の優先監視リストにインドが入るのにも貢献しているという。
法案は 1952 年映写機法を改正するもので、2019 年にも同様の内容を盛り込んだ改正案 (PDF) が提出されているが、成立することなく 2023 年版の提案と同時に廃案となっている。改正案の趣旨としては、権利者から書面による許可を得ない限り、映画のコピーを作成するために上映場所でオーディオビジュアル記録デバイスを使用してはならないというもので、実刑を含む罰則も定める。
2023 年版は追加の年齢レーティングカテゴリーやテレビ向けのレーティングも盛り込まれており、上院が提案から1週間で可決している。今回は成立するだろうか。
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Source: スラッシュドット