Microsoft は 14 日、Microsoft 365 のデフォルトフォントを「Aptos」へ変更すると発表した
(Medium の記事、
The Verge の記事、
Ars Technica の記事、
Ghacks の記事)。
Microsoft は 2021 年に Office のデフォルトフォント変更計画を発表し、候補となる 5 つの新フォント「Bierstadt」「Grandview」「Seaford」「Skeena」「Tenorite」をクラウドフォントとして提供開始していた。「Aptos」は 5 つに含まれていないが、実は Bierstadt から Aptos に名前が変更されたのだという。新しい名前は米カリフォルニア州サンタクルーズ郡にある非法人化地域 (地方自治体の設立されていない地域) のアプトスにちなんだもので、書体をデザインした Steve Matteson 氏のお気に入りの場所とのこと。
そのため、Aptos は既に Bierstadt という名前で有料版の Microsoft 365 に含まれており、デフォルト候補だった他 4 つのフォントも引き続き使用可能だ。名称変更後の Aptos フォントは近日提供予定となっている。
現在のデフォルトフォントである Calibri は 2007 年に Times New Roman を置き換える形でデフォルトになり、スラドでは文書偽造の証拠としてたびたび話題になった。米国務省は今年になって Calibri を標準フォントとして使用するよう各部局に通達している。
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Source: スラッシュドット