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東京都で整備士や整備工場が減る「整備の空洞化」

東京の都心部で自動車の整備工場の減少が進み「整備の空洞化」が進んでいるとの記事が東京新聞に掲載されている。それによると、都内の自動車保有台数はこの10年で約440万台とほぼ横ばいにも関わらず、認証工場と整備士の数は10%以上減少しつつあるという。この結果、一人当たりの仕事量は増加しているという(東京新聞)。

特に都心部では法人の社用車や公用車の整備が主なため、大手リース会社からの委託料が安すぎて収益が上がらず、整備士の負担が増加。その上、都心部での地価の高さや経営者の高齢化といった要素も整備工場不足に拍車をかけているらしい。このため、整備工場がマンションやコンビニ経営に切り替えるケースも増えているそうだ。

こうした整備士の不足は全国的な問題で、整備士の数は10年で約1万6000人減少しているという。整備士を志す人も減少しており、人口減少や若者の車離れなどが一因とされる。さらに、新しい車の高度な装備や電気自動車への対応も求められているため、要求される技術や知識の幅も広がっている。その一方で整備士の待遇はばらつきがあり、特に専業の整備工場の平均年収は他の産業と比べて低いとされている。

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Source: スラッシュドット