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インドで建設途中の4車線橋が崩壊、大部分はガンジス川に落下

インド東部ビハール州の都市バーガルプルで4日、建設途中だったガンジス川を渡す橋が崩壊したという。この件を取り上げているシュタインバッハ大学の石川雅一氏の動画によると、この橋は四車線の大規模なもので、完成時には全長3.1キロメートルの橋になると言われていたとのこと。氏の動画では橋の崩落中の様子なども掲載されている(AFPBB NewsCNN石川雅一のシュタインバッハ大学[動画])。

この橋は2017年に建設が始まっていたが、当初の完成予定である2019年3月から8回もの完成延期がされていたそうだ。またこの橋の崩落もこれが初めてではなかったという。2022年4月30日には暴風雨で第4支柱と第6支柱の上部構造が落下する事故が起きていたとしている。

なおCNNによると橋の設計、工事を担当したのはカナダの企業で、橋の一部が崩落したことを認めているという。CNNは現地の施工会社にも連絡を試みたが、返答は得られていないとしている。先の石川氏の別の動画によると、現地の施工はインド国内の新興企業であるSP Singlaであるようだ。ただ同社サイト上の建設中の橋の一覧の中には、今回の事故となった橋に関する記載はなかったとも述べている(石川氏による続報[動画])。

追記:別のタレコミによるとSP Singla関連の情報に関しては現地メディアと思われるDNA Webに詳しく掲載されていたようだ。この記事によると杭などの部分に低品質の材料を使用したなどの問題が指摘されている模様(DNA Web)。

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Source: スラッシュドット