ガジェット

マイナ保険証トラブル、住所の表記揺れをAIで突合せて解決に議論百出

あるAnonymous Coward 曰く、

マイナ保険証の誤登録とみられるトラブルが相次いでいることに対して、河野太郎デジタル相は4日のフジテレビ系『日曜報道 THE PRIME』の中で、「将来的にはAIの技術を使って(突合すべき)住所の表記揺れを判断することがあり得るかもしれない」と述べた。一方でネット上では「こんな簡単なことにAIは必要ない」「Excelで2時間あれば作れる」などとITをよく知らない人が河野氏をデジタル音痴だと批判、逆にプログラマー界隈から総ツッコミを受ける事態になっている(FNNプライムオンライン, Togetterまとめ, まとめまとめ)。

「簡単なこと」と言っている人達はいずれも「一丁目一番一号」と「1-1-1」を置換すれば済むぐらい簡単なこととして、「すぐできる」と批判したようだ。一方でそれに対して「そもそも入力フォーマットが統一されてないから問題なんだ」「青森県八戸市市川町市川のどこまでが市名か切り出して」「埼玉県春日部市八丁目は”八丁目”という地名なので置換してはダメ」「京都の地名がラスボスだぞ」とNG事例などが山のようにツッコまれている。

「住所の表記揺れ」は一見簡単そうに見えることから、多くの人がやらされて四苦八苦した経験があるようで、元の批判はまさに客からの「簡単でしょ?すぐできるよね?」に見えることもあり、プログラマーの神経を逆撫でしているようだ。スラド諸氏も「住所の表記揺れ」で苦労したことはおありだろうか?

すべて読む

| 日本

| 政府

| Digital
|
この記事をTwitterでつぶやく
この記事をFacebookで共有
この記事をGoogle Plusで共有
このエントリーをはてなブックマークに追加

関連ストーリー:

ベンダー・自治体がばらばらに割り当てた戸籍のための文字コードを標準化する『MJ+』
2023年05月15日

マイナンバーカードに別人の顔写真、市が誤交付
2023年01月21日

政府、マイナンバーカードの券面にフリガナ表記を追加へ。戸籍法改正に合わせ
2022年12月01日

戸籍関連法を改正して氏名の読み仮名を戸籍に明記へ。給付金本人確認の苦戦から
2020年11月17日

「ト」や「ロ」は漢字かカタカナか。政府が省庁でバラバラなデータ表記を統一化へ
2020年09月17日

マイナンバーカードとスマホ一体化案に続報。生体認証などの導入も検討中
2020年07月02日

Source: スラッシュドット