Samsung が当初従業員に禁じていた ChatGPT 使用を半導体部門に限って 3 月 11 日に解除したところ、20 日もたたないうちに 3 人の従業員が社内情報を流出させるトラブルが発生したそうだ
(The Register の記事、
エコノミストの記事、
The Korea Times の記事)。
2 人の従業員はそれぞれソースコードを送信して ChatGPT にプログラム修正を依頼しており、もう 1 人は会議の文字起こしを送信して議事録作成を依頼していたという。ChatGPT のサービスを提供する OpenAI は ヘルプ記事でシステム改善のため会話の内容を閲覧し、学習にも使用すると説明しており、特定のプロンプトだけを削除することはできないのでセンシティブな情報を送信しないよう求めている。
この問題を受けて Samsung では 1 回の質問で送信できるデータを 1,024 バイトに制限したといい、LG や SK hynix なども ChatGPT を含む AI チャットボット利用を制限してガイドライン策定を急いでいるとのことだ。
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Source: スラッシュドット