パナソニック くらしアプライアンスは30日、「常圧凍結乾燥」技術を使った新しい乾燥食品のプロトタイプを完成させたと発表した。この技術はプロの味を独自の方法で乾燥させることで、家のレンジや湯せんなどで簡単にできたての味を再現できるというもの。試作では「鰻の炊き込みご飯」「雑炊」「ぜんざい」の3品を完成させたという。このうち「鰻の炊き込みご飯」に関しては、「foodable」で限定販売する予定(パナソニックリリース、家電 Watch)。
この技術は冷凍室で食品を凍らせると、食品中の水分が氷となり、保存中や保存後にその水分が蒸発して乾燥する昇華現象を応用したもの。インスタントコーヒーなどで使われる「フリーズドライ(真空凍結乾燥)」は食感がサクサクになるが、今回の常圧凍結乾燥は「しっとり」「ねっとり」した食感が生まれるという。
| テクノロジー
| サイエンス
|
関連ストーリー:
オーストラリア、毒性のある雑草がホウレンソウに混入して幻覚やせん妄などの健康被害が発生
2022年12月22日
夜中に勝手に起動して一晩中予熱し続けるスマートオーブン
2019年08月18日
パン酵母などから作ったレアアース吸着材料が開発される
2019年02月08日
コオロギを食べると腸内環境が改善したとの研究結果
2018年08月05日
農水省、ビワの種子の粉末は有害物質が含まれているので食べないよう呼びかけ
2017年12月07日
Source: スラッシュドット