欧州の Amazon Web Services (AWS) では、データセンターのバックアップ用発電機を水素化植物油(HVO)燃料に移行開始したそうだ
(Amazon のニュース記事、
Neowin の記事、
The Register の記事)。
再生可能で生分解性があり、毒性のないHVOは使用済みの食用油などから製造可能で、そのライフサイクル全体で石油由来のディーゼル燃料と比べて排出する温室効果ガスを 90 % 削減できるという。また、他のバイオディーゼルと比べて産業機械との互換性が高く、燃料システムの改造が必要ないほか、冬季の低温下でも安定した状態を保つ。これにより、AWS は既存のバックアップ発電機のタンクに HVO を注入してこれまで通り使用することができ、気候の異なるさまざまな地域で利用できるとのこと。
AWS ではアイルランドとスウェーデンのデータセンターを手始めに HVO への移行を進めており、将来的には欧州の全データセンターで HVO に移行する計画とのことだ。
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Source: スラッシュドット