SpaceXの衛星インターネットサービス「Starlink」は、2023年に入って大きく値下げされたこともあり、実際に試用した際のレポートも見られるようになった。Impress Watchに掲載されたレポート記事もその一つだが、それによると通信状況などから数秒の瞬断などは発生しているが、通信速度はインターネットからアンテナ、Wi-Fiルーターまでの「スターリンクの速度」で、おおむね200Mbps以上、上りが10Mbps前後という速度を達成しているという(Impress Watch)。
ただ意外な落とし穴もあったようで、スターリンクの回線は“海外のプロバイダー”(ISP)という扱いになっているらしく、日本国内向けのコンテンツを見るアプリが使えないといった問題が生じているという。このため漫画の「ジャンプ+」やアニメの「dアニメストア」をはじめ、「ABEMA」「DAZN」「WOWOWオンデマンド」など、オンデマンドで閲覧するタイプのコンテンツはアプリの起動が完了しないか、起動してもコンテンツの閲覧はできない旨のエラー画面が出てしまうと言う。このほかモバイルSuicaやルンバ、マクドナルドのアプリも起動できない制限が起きているとしている。
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Source: スラッシュドット