IDCの推計によると、2021年第1四半期のハードコピーペリフェラル(単機能プリンター、複合機、単機能コピー機の合計)出荷台数は前年同四半期から2桁成長(19.3%増)し、413万台増の2,552万台となったそうだ(プレスリリース)。
出荷台数は9つの地域市場すべてで成長しており、日本と中国を除くアジア太平洋地域(31.0%増)と中国(25.4%増)、西欧(18.9%増)の成長率が高かったという。インクジェットプリンター(37.0%増)・レーザープリンター(3.6%増)ともに成長しているが、特にインクジェットは市場が新しい日常への移行を続ける中、バックログを埋める形で記録的な出荷台数が続いているとのこと。
ベンダー別トップ5で出荷台数・シェアともに成長したのは1位のHPのみ。HPは前年同四半期から289万台増(36.4%増)の1,082万台となり、シェアも5.3ポイント増の42.4%となっている。2位のEpson(495万台、14.6%増)と3位のCanon Group(472万台、9.1%増)も出荷台数は成長したものの、シェアはそれぞれわずかに減少している。4位のBrother(183万台、12.3%減)と5位のKyocera Group(45万台、10.5%減)は出荷台数・シェアともに減少した。6位以下の合計は23.7%増の275万台となっている。
個人的には何年か前にプリンターが故障して以来、コンビニで印刷している。それほど印刷するわけではないので特に問題ないのだが、逆に1枚印刷するだけでコンビニへ行くのも面倒だ。そのため、以前から何か印刷するタイミングでプリンターを買おうと考えているが、実際に印刷が必要な時には間に合わず、いまだにコンビニを利用している。スラドの皆さんは自宅でプリンターを使用しているだろうか。
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Source: スラッシュドット