米ニューヨーク南部地区連邦検事局は 20 日、ジョン F ケネディ国際空港 (JFK) のタクシー配車システムをハックしていた米国人の男 2 人の逮捕を発表した
(プレスリリース、
The Verge の記事、
Ars Techinica の記事)。
JFKではタクシーが公平に客を乗せられるよう配車システムが導入されており、空港で客を乗せたいドライバーは待機場の駐車場で配車を待つ必要がある。しかし、待ち時間は数時間に及ぶこともあり、ドライバーの売り上げへの影響が大きい。
そこで 2 人は配車システムを悪用して料金を支払ったタクシーに優先的な配車を行うビジネスを考案。ロシアのハッカーの力を借りて配車システムのハックに成功し、2019 年 9 月から 2021 年 9 月にかけて料金 10 ドルで優先的な配車を行っていたという。
他のドライバーを勧誘することによる料金免除やグループチャットを利用したドライバーとの連絡などによりビジネス規模を拡大し、多い日は 1,000 回の詐欺的な配車を行ったとされる。2 人はそれぞれコンピューター侵入の共謀罪 2 件に問われており、最大で 10 年の実刑判決を受ける可能性があるとのことだ。
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Source: スラッシュドット