NASAの新型宇宙船「Orion」が11日、地球に帰還した。Orionは宇宙飛行士の月への着陸を目指す国際プロジェクト「アルテミス計画」の一環として打ち上げられ、無人宇宙船が月を周回する25日間の試験飛行を終えて地球に帰還した(NASA、NHK、ロイター)。
今回のミッションでOrionはOrionは地球から約27万マイル、国際宇宙ステーションが地球を周回する距離の1000倍以上の距離を移動。2回の月面への飛行を行い、月面に80マイルまで接近したという。このほか、有人飛行を実施する前に意図的にシステムに負荷をかける試験などがおこなわれた。NASAは今回得たデータを元に、次は有人で月を周回する試験飛行を行う予定となっている。
| サイエンス
| NASA
| 月
|
関連ストーリー:
中国、月面基地計画を2028年に前倒し
2022年11月29日
NASA、Artemis I 打ち上げを再び中止
2022年09月04日
NASA監察総監室曰く、2024年中に人類を再び月へ送るというアルテミス計画のスケジュールは非現実的
2020年11月23日
NASA、月ミッションに向けOrion宇宙船をロッキード・マーチンに発注
2019年10月01日
Source: スラッシュドット