あるAnonymous Coward 曰く、
先日発生した Uber や Rockstar Games への不正アクセスについて、多要素認証疲れ (MFA Fatigue) 攻撃が用いられたと報じられている
(ITmedia NEWSの記事、
Yahoo! ニュースの記事)。Uber への攻撃では、攻撃者が事前になんらかの手段で入手したユーザー名とパスワードに対して、短時間に大量のログインを実施。ユーザーが大量の MFA 通知に疲れ果てたころに、システム管理者を装った指示で承認させたという。同一犯とされる Rockstar Games への攻撃でも同じ手口が用いられた可能性がある。
ハッカーグループのチャットでは「従業員が寝ようとしている午前 1 時に 100 回電話をかければ、大抵は受け入れる。その従業員が承認すれば、MFA ポータルにアクセスして、別の端末を登録できる」などと言ったやり取りもされていたという。最近ではMFA必須のシステムも多いが、こうしたヒューマンエラーを狙われてしまうと、それでも不十分かもしれない。
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Source: スラッシュドット