以前、イラストSNSの「pixiv」を運営するピクシブ社内でトランスジェンダー社員に対するセクハラ事件が起きたことが話題に上ったが、この訴訟に関する第1回口頭弁論が8日に東京地裁でおこなわれた。女性側は同社と元上司の男性に計約555万円の損害賠償などを求めていた(ピクシブリリース、弁護士ドットコム、ハフポスト、Pixiv従業員セクハラ裁判事件)。
訴訟の原因となった男性上司は一部の事実関係を争うなどとして請求棄却を求めた一方、ピクシブ側は請求内容に対し、全面的に責任を認めると発表した。同社代理人は、請求額をすみやかに支払う意向を示した。これによりピクシブとの係争は終了する見込み。元上司に関しては、休職期間中の逸失利益や追加の治療費などの賠償請求を追加し、引き続き争う方針としている。
あるAnonymous Coward 曰く、
ただし、セクハラを行った上司は事実関係などを認めず訴訟が継続されており、またこの上司は現在も懲戒処分などされずにいるのではという話もあり、pixiv側が本当にハラスメント対策できているのかを疑問視する声もある。
| 法廷
| ニュース
|
関連ストーリー:
pixivの執行役員、セクハラで提訴される
2022年06月01日
Source: スラッシュドット