MicrosoftはHTTPでのナビゲーション時に自動でHTTPSへアップグレードする機能をMicrosoft Edge 92に追加すべく開発を進めているそうだ(Microsoft 365 ロードマップ、 On MSFTの記事、 BleepingComputerの記事)。
詳細は記載されていないが、セキュリティ向上のためHTTPSをサポートする可能性のあるドメインにHTTPSでアクセスした場合、自動でHTTPSにアップグレードするオプションを追加する計画だ。さらにすべてのドメインでHTTPSアクセスを試行する設定も可能になるという。よりセキュアな接続を使用することで、中間者攻撃などを防ぐことが可能になる。なお、Microsoft Edge Canaryは既にバージョン92となっているが、オプションはまだ追加されていないようだ。
現在では多くのWebサイトがHTTPSをサポートしており、HTTPプロトコルを指定またはプロトコルを省略してアクセスした場合に自動でHTTPSにリダイレクトするWebサイトも多いが、Internet ArchiveのようにリダイレクトしないWebサイトもある。ブラウザー側でHTTPSへの自動アップグレードをサポートすればセキュリティは向上するが、エラー発生時の処理も必要となる。Google Chromeではプロトコルを省略してURLを入力した場合のデフォルトをHTTPSにする計画が進められている。
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Source: スラッシュドット