兵庫県でダイエット用食品として販売されたゼリーを食べた市民から、健康被害の届け出が出ているそうだ。このゼリーの中からは国内で承認されていない医薬品成分「シブトラミン」が検出されたとしている。問題となった製品はベトナムで製造された「Detoxeret ゼリー」。個人や輸入業者が「3~15キロやせる」といった宣伝文句などでネット販売していた模様。被害者が2週間ほど1日1包ずつを摂取したところ、動悸や頭痛、口の渇き、めまいなどの症状が出たことが報告されたとしている(神戸新聞NEXT)。
あるAnonymous Coward 曰く、
シブトラミンはSNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)の一つで食欲抑制の効果があるとされている。
日本国内では2007年にエーザイ社が医薬品製造販売承認申請をしたものの2009年に却下されている。心血管系副作用のリスクが大きいことから欧州や中国などで販売および使用を停止している。
| ニュース
| サイエンス
| 医療
|
関連ストーリー:
糖尿病治療薬を減量目的で使用するのは危険
2019年09月17日
糖質制限されたマウスは寿命が約2割短くなったという実験結果
2019年05月21日
Coca Cola、新たな甘味料を開発するコンペに100万ドルを提供
2017年10月03日
青汁の宣伝活動を行っていたInstagramアカウント、ステマがバレる
2017年09月01日
ダイエット飲料を飲むと脳卒中や認知症になりやすい?
2017年04月27日
消費者庁、根拠のない効果を提示して水素水を販売していた業者3社に対し行政処分
2017年03月06日
Source: スラッシュドット