日本も参加する国際研究チーム「イベント・ホライズン・テレスコープ(EHT)・コラボレーション」は、天の川銀河の中心に存在する巨大ブラックホールの輪郭の撮影に成功したと発表した(国立天文台(NAOJ)リリース、NHK)。
地球規模の電波望遠鏡ネットワークを使って撮影されたものだという。このブラックホールは地球から2万7000光年離れた「いて座」の方角にあるとされる。ブラックホールは光を放たない天体であるため、そのものの撮影は不可能だが、周囲で光り輝くガスなどのコントラストなどによりその姿を把握することができる。今回撮影された画像によって、多くの銀河の中心に存在するとされる巨大ブラックホールの働きについて理解する手がかりになると期待されている。
| サイエンス
| 宇宙
|
関連ストーリー:
NASAがブラックホールの音をYouTubeにて公開
2022年05月10日
京大、一般相対性理論におけるエネルギー概念を変える新定義
2021年11月11日
「ブラックホールの向こう」からの光が初めて観測される
2021年08月04日
英スピーカーメーカー「KEF」、音のブラックホールともいえる技術を開発
2020年09月05日
超新星1987Aの残骸の中心付近に観測史上最も若い中性子星が存在する可能性
2020年08月16日
イベント・ホライズン・テレスコープが撮影した超高速ジェットの画像が公開される
2020年04月08日
Source: スラッシュドット