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日本に伝承されるおばけ話のうち3分の2は神経疾患に伴うもの、という報告がある

実は日本に伝承される「おばけ話」のうち、3分の2は神経疾患に伴うものであるという岐阜大学のコラムが話題になっているようだ。大元のネタは2020年と古いようだが、最近になってはてななどでバズっていた模様(はてなコラム | 岐阜大学大学院医学系研究科脳神経内科学分野)。

内容は回診時に患者が「おばけが見える」と報告したとき、医師が「おばけははっきり見えますか?」、「おばけには足がありましたか?」、「おばけはいつ出現しましたか?それは寝ているときですか?」と具体的に聞き、これらの質問に対する回答に基づいて適切な診断を実施したというもの。

こうした判断は、高知大学脳神経内科の古谷博和教授による論文に基づいておこなわれているという。残念ながらもとの論文にはアクセスできなくなっている。コラムによると、おばけ話からナルコレプシーに伴う入眠時幻覚、てんかん、レム睡眠行動障害、レビー小体型認知症(DLB)に伴う明瞭な幻覚といった四つの症例タイプに分類されるそうだ。代表的なおばけ話としては、お岩さんは足がなくて不明瞭なため、てんかんに関連付けられ、座敷わらしはレビー小体型認知症(DLB)に関連付けられるとのこと。

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Source: スラッシュドット