読売新聞の記事によると、政府はテレビ局の地上デジタル放送波を利用した防災行政無線の代替システムの構築に乗り出すという。以前取り上げた、2020年3月に放送終了した「i-dio」が使用していた「V-Low帯域」を活用するものと思われる。新たなシステムでは自治体が災害情報や避難情報をテレビ局に送信すると、各家庭に設置した受信機で音声や文字データを確認できる仕組みであるという。この受信機は重さ約420グラムほどで、受信機とスマートフォンのアプリを連動させることで避難者の居場所を自治体が把握することも可能になるとしている。このシステムにより従来の防災行政無線よりも費用が抑えられるメリットがあるとしている(読売新聞)。
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Source: スラッシュドット