WIREDの記事によると、米国で牛肉「低炭素(ローカーボン)」のラベルを付けて市場で販売するプログラムが進められているそうだ。このプログラムは米農務省により2021年11月に承認されているもので、温室効果ガス排出が基準から10%少なくなる方法で牛を飼育していることが証明できる場合、この認証制度の対象になるのだそうだ(WIRED)。
認証制度は民間のLow Carbon Beefという企業によって運用されるという。牛肉は食品のなかでも温室効果ガスの排出でワースト1位であることからこうした制度が用意された模様。しかし、こうしたラベルについて家畜飼育による気候への影響を、ラベルが付いていればOKと消費者が過小評価してしまうのではないかとして懸念する科学者もいるようだ。
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Source: スラッシュドット