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英金融オンブズマン、AppleがiPhoneアップグレードプログラムで障害者に不利な扱いをしている可能性を調査

headless 曰く、

Appleが英国で提供するiPhone Upgrade Programmeで重度の障害を持つ顧客に不利な扱いをしている可能性について、英金融オンブズマンサービスが調査を開始したそうだ(9to5Macの記事)。

iPhone Upgrade Programmeは月額料金を支払うことで、毎年最新のiPhoneが入手可能になるというものだ。米国のiPhone Upgrade ProgramではApple Store実店舗のほかアプリでも申し込み・更新手続きが可能だが、英国版プログラムでは手続きが実店舗に限定されている。

金融オンブズマンに問題を訴えた男性は四肢障害を持ち、自動車や公共交通機関を利用して最も近いApple Storeまで行くことが困難だという。しかし、Appleはプログラムで提携するBarclaysの要件により、手続きには来店が必要だと説明したそうだ。

英国の法律では障害を持つ人々に対する不利な扱いを避けるため、企業に対して合理的な調整を行うよう義務付けている。男性は2019年、書類の郵送や介護者による店舗への持ち込み、自宅から非常に近く、車いすで行くことのできるBarclays Bankの支店での手続きなどを提案したが、Appleはすべて却下したとのこと。

メディアで注目を集めたのちにAppleは代替の手配を行ったが、男性は昨年も再び同じ問題に直面することになる。Appleは男性が更新手続きをできるようにしたものの、9to5Macが閲覧した電子メールでは一度限りの手配で2021年には提供しないという合意書に男性が署名したと主張しているという。

金融オンブズマンは9to5Macに対し、男性の苦情が調査員の割り当て条件を満たしており、AppleとBarclaysに対する正式な調査を開始したと述べたとのことだ。

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Source: スラッシュドット