Uber Eatsが、ブラジルでのレストラン配達サービスを3月7日以降、停止することが報じられている。Uber Eatsは事業を急成長させてはいたものの、黒字化されたのは2021年11月だったそうだ。今回、ブラジルでのレストランデリバリーサービスを打ち切った理由は明確にしていないものの、中国投資の失敗から純損失が前年同期比の2倍以上にふくらむなど経営自体は依然として苦しい状況にあるという(Brazil Journal、protocol、Reuters、GIGAZINE)。
Uberの第3四半期の収益レポートによれば、ラテンアメリカは収益性が低い市場だという。米国とカナダが前四半期に26億ドル、欧州・中東・アフリカが同11億ドル、アジア太平洋地域が同7億4300万ドルだったのに対して、ラテンアメリカは同3億9000万ドルしかなかった。Uberは現在、不採算部門の整理を進めており、先の背景などからその第一弾としてUber Eats Brazilが選ばれたのではないかとしている。今後のブラジルでの事業に関しては、チリに本拠を置くUberの子会社「Cornershop」によるスーパーマーケット商品の配達と、食品以外を配達する「Uber Direct」に集中するとしている。
あるAnonymous Coward 曰く、
国内でもfoodpandaが撤退するなどしています。
コロナ禍により拡大した需要により知名度が向上しコロナ禍による失業者に支えられたギグエコノミーベースのフードデリバリーサービスですがコロナ禍の落ち着きによる需要の低下と失業者の減少により衰退しつつあるようです。
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Source: スラッシュドット