自衛隊のブルーインパルスは8月24日、東京パラリンピック開会式で色つきのスモークによるアクロバット飛行を行った。しかし開会式後にトラブルが起きていたことが分かった。発表等によれば、飛行時に使用したカラースモークを使い切らなかった予備機が、着陸前にスモークを使い切ろうと埼玉県の入間基地周辺でスモークを散布し、それにより着色スモークが基地周辺にある自動車約300台ほどに付着してしまったらしい(航空幕僚監部リリース、毎日新聞、NHK、日経新聞、Aviation Wire)。
車両に付着した塗料は水や洗剤では落とせないため、被害に遭った車両は塗装の塗り直しが必要になると見られている。自衛隊の規定ではカラースモークを使用可能な高度は300メートル以上としていたが、今回はそれより遥かに低い着陸前の高度100フィート(約30メートル)程度まで放出を継続していた模様。自衛隊では被害を受けた人には申し出てほしいとしている。なお、カラースモークでは1998年頃にも車などに付着するトラブルを引き起こしたことがあり、それ以来は材料が異なる白いスモークを使用していたという。
| 軍事
| スポーツ
|
関連ストーリー:
米国で東京オリンピックの視聴率が低迷。NBCが広告主と補償交渉との報道も
2021年08月06日
東京五輪でトヨタがCMを中止、開会式音楽担当の小山田氏が辞任など混乱
2021年07月20日
オリンピック委員会、週刊文春による開会式の内情暴露を「著作権侵害」「業務妨害」として削除要求
2021年04月05日
米曲技飛行チームブルーエンジェルスに新型機が引き渡し開始。レガシーからスーパーに
2020年08月01日
被災によって離れていたブルーインパルスが松島基地に帰還
2013年04月03日
10月9日(火)~14日(日)、2012年国際航空宇宙展開催
2012年09月30日
2008国際航空宇宙展、開幕
2008年10月02日
Source: スラッシュドット