headless 曰く、
Waymoの自律走行車が通常とは異なる状況の道路で動けなくなったにもかかわらず、人間のサポートドライバーを乗せた路上アシスタンスチームの車両が接近すると逃げるように動き出す様子をとらえた動画が公開されている(The Vergeの記事、 動画)。
Waymoはレベル4の高度自動運転をテストするため、人間のサポートドライバーが乗車しないタクシーのベータサービスを米アリゾナ州で実施している。問題の車両は工事のためにパイロンが並ぶ道路へ右折しようとして動けなくなってしまう。リモート対応チームが何かデータを入力したことで右折はしたものの、次のパイロンが見えたところで再び動けなくなる。
4分ほどして工事の車両がパイロンを回収していき、さらに2分ほどのちに車両は再び走り出した。問題は解消したかと思われたが、パイロンの回収されていないところで停止。パイロンが原因かどうかは不明だが、動けなくなる場所では必ずパイロンが見えている。Waymoの声明によると、自律走行システムは通常とは異なる状況に直面してリモートの専門家に助けを求めたが、リモート対応チームが誤った誘導をしてしまったため事態が悪化したとのこと。
1分ほどで路上アシスタンスチームのバンが到着し、サポートドライバーがバンから降りると、自律走行システムは意を決したようにハンドルを切って走り出す。しかし、すぐパイロンに阻まれて動けなくなり、あきらめたようにドアロックを解除して運転席を明け渡した。なお、リモート対応チームは車両を直接操縦できず、困難な状況から抜け出すために役立ちそうなデータを入力することしかできないという。また、路上アシスタンスチームが到着したときに走り出さないよう止めようとしたが、うまくいかなかったようだ。
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Source: スラッシュドット