台湾大学や米Googleらによる研究チームは、移動するカメラで撮影されたごく短時間の画像のキャプチャから、画像の手前に映りこんだ水滴やガラスの反射、フェンスといった障害物を除去する「Learning to See Through Obstructions」という技術を開発したそうだ。この技術では同じ被写体の角度の違う写真が複数枚あれば、機械学習を生かして障害物を取り除けるようだ(コーネル大学 arXiv、ITmedia)。
理屈としてはフレームごとに視点がずれるよう複数枚撮影。対象物と障害物では異なる深度に位置しているこため、映り込み箇所にズレが生じる。これを利用して背景と障害物の動きの違いから両方のレイヤーを再構築するよう学習させるらしい。こうした反射面や障害物を除去する技術は、ロボットの認識技術にも応用できる模様。
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Source: スラッシュドット