SNS上で約8000万台の車が電気自動車(EV)に置換された場合、お盆の帰省ラッシュ時に突発的な充電需要がどれくらいになるかという思考実験がおこなわれていた(ACTIVE GALACTICさんのポスト、Togetter)。
ACTIVE GALACTICさんのよるこの考察によれば、お盆時に5%のEVが充電ステーションを使用すると、60GWの電力が必要となる。東名などの高速道路の帰省ラッシュでは、特に充電需要が高まるサービスエリアでは、50~100MW級の給電インフラが必要とされるかもしれないという。EVではガソリン車による給油より充電に時間がかかり、1台あたりの滞留時間が長いので駐車場の拡張も必要となるのではないかとしている。
一般にインフラはピーク時を想定して設計される。しかしEVの充電インフラに関しては、ピークに合わせると平時には過剰な設備となる可能性がある。このためお盆や正月のような時期には、同じEVでも消費電力が小さい電車のような公共交通機関への誘導や、自家用車の充電コストを高く設定して需要を制限することも必要ではないかといった考察がおこなわれている。
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Source: スラッシュドット