物質・材料研究機構(NIMS)が金属疲労による亀裂の成長メカニズムを詳細に解明したそうだ。体積を扱う新たな3D解析手法を活用することで解明に成功したとのこと(NIMSリリース、鉄鋼新聞)。
鉄鋼新聞の記事によると、亀裂が発生・成長する過程のうち、初期と後期のメカニズムは1970年代に解明されていたそうだ。しかし最も重要な中期については金属組織の観察が困難なことから未解明だったという。新手法での観察の結果、従来の定説と異なり、中期も初期と同様に結晶内のすべり面に沿って亀裂が進むことが判明。金属疲労の分野で50年にわたる課題を解決したとしている。
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Source: スラッシュドット