東京大学の廣瀬敬教授などのグループは、地球コア部分に大量の水素が含まれているとする研究を発表した。以前から存在した地球のコアにはたくさんの水分が含まれているという説を裏付ける内容となっている。地球コアには鉄やニッケル以外の軽い元素が含まれている推測されてきたが、実際の種類と量に関しては分かっていなかった(東京大学、NHK)。
研究グループでは高い温度と圧力をかけながら物質の状態を分析できる超高圧高温実験と微小領域化学組成分析を組み合わせることにより、約50万気圧という地球形成期の状態を再現した結果、コア部分に大量の水が水素となって取り込まれることが判明したとしている。
| 地球
| サイエンス
|
関連ストーリー:
新「地球シミュレータ」が3月1日より稼働開始
2021年03月11日
呼吸もしない「常識外れの微生物」が発見される
2017年07月28日
地球の真ん中にはたくさんの水がある?
2014年07月07日
テラフォーミングの実現性を調べるべく 隕石を砕いた土でアスパラガスを栽培
2014年06月12日
Source: スラッシュドット