ガジェット

「アーケードゲーム博物館計画」が存続の危機に

貴重なアーケードゲームのコレクションを保有し、それを次世代に残すために活動している「アーケードゲーム博物館計画」が存続の危機にあるという。同団体は埼玉県熊谷市で無料でアーケードゲームを楽しむイベントを開催してきたことで知られている。危機となっている理由は現在使用しているタイトーの倉庫が閉鎖されるため。11月30日までに移転する必要があるという(有志団体アーケードゲーム博物館計画(開放告知用)のポストYahoo!ニュース個人)。

代表補佐の池上巌氏によると、タイトーには月々の家賃を納めることで倉庫の提供だけでなく、メンテナンス時にアドバイスや技術的なサポート、古い機器の部品を融通してもらうなどの協力を得ていたという。熊谷倉庫の閉鎖決定は、同団体にとって痛恨の出来事だったとしている。移転先は元記事の段階では決まっていないそうだが、同団体のホームページで希望する物件の諸条件を公表したところ、いくつかの打診があったという。

ただ電源がなかったり、周辺に駐車場がなかったりするとイベントの開催には向かないことから、そうした条件の合う物件探しに追われているという。同団体代表は移転先と筐体の輸送計画が成立しなかった場合、中古の流通業者さんに、引き取りの相談をすることになるとしている。

tamaco 曰く、

何回か参加させてもらったし最後の開放も盛況でした。「ギャラクシアン3」延命作戦とか読んでいたので、裏でそういう苦労があったんだなと感慨深い。今後どうなるかまだ分からないですが、ぜひ新天地で開催できることを期待したく応援しています(少しはカンパもできたし)。

すべて読む

| ゲーム
|
この記事をTwitterでつぶやく
この記事をFacebookで共有
この記事をGoogle Plusで共有
このエントリーをはてなブックマークに追加

関連ストーリー:

ドンキーコングの過去の世界記録でジョイスティックの交換されたアーケード筐体が使われていた可能性
2023年02月07日

パックマンの実写映画が製作中
2022年08月16日

ウクライナにあるレトロコンピュータ博物館、ロシア軍の爆撃で破壊される
2022年03月28日

ゲーム「スペースインベーダー」の緊張感はハードウェアの制約から生まれたものなのか
2022年02月03日

名古屋市博物館で「ゲーセンミュージアム」開催。6月1日から
2021年04月14日

Atari、アーケードゲーム「PONG」を小型化したデザインの「Atari Mini PONG Jr.」を発表
2020年10月23日

Source: スラッシュドット