headless 曰く、
Apple は 1 月 25 日、EU のデジタル市場法 (DMA) に準拠するための iOS と Safari、App Store の変更を発表した
(プレスリリース、
Apple のサポート記事、
The Verge の記事、
Ars Technica の記事)。EU 域の iOS ではアプリ開発者がサードパーティのアプリストアでの配布を選択するオプションが加わり、サードパーティのアプリストアを開発するための新しい API も追加される。また、WebKit 以外のブラウザーエンジンが利用可能になるなどの変更も行われる。このような変更はユーザーに大きなリスクをもたらすと Apple は主張しており、iOS アプリの公証を配布チャネルにかかわらず行い、アプリストア開発者の認定や追加のマルウェア対策も行うとのこと。
EU 域の App Store ではサードパーティ決済システムを利用するオプションが追加される。App Store を使用する場合の手数料は 10% または 17 %に低減され、3% の追加で Apple の支払いシステムを利用できる。また、新たに「Core Technology Fee」と呼ばれる手数料が導入され、配布チャネルにかかわらず EU 域でアプリのインストール件数が 100 万件を超えた最初の年はアプリに 0.50 ユーロが課金される。
Safari の EU 域での変更点としては、iOS 17.4 以降で最初の起動時にデフォルトブラウザーの選択画面が表示されるようになるとのことだ。
| EU
| ニュース
| アップル
| iOS
|
関連ストーリー:
Google、EUの規制強化に向け検索・ブラウザ設定などを変更へ
2024年01月22日
米議員ら、EUのデジタル市場法は米国企業を不当に標的にしていると書簡
2023年12月21日
Microsoft、デジタル市場法準拠のため欧州経済域でのWindowsシングルサインオンを変更へ
2023年12月15日
Microsoft、欧州経済域でのEdgeやBing削除をプレビュー
2023年11月19日
EU のデジタル市場法が発効
2022年11月04日
Source: スラッシュドット