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中国企業、ニッケル63を用いたコインサイズの原子力電池の開発に成功

あるAnonymous Coward 曰く、

中国の北京貝塔伏特新能科技有限公司は民生向けとしては初の小型原子力電池の開発に成功したと発表した。
放射性同位体ニッケル63(半減期100.1年)をダイヤモンド半導体で挟み込むことによりコインサイズで3V・100マイクロワットの出力を50年間続けることが可能になった(北京貝塔伏特新能科技有限公司PC Watch)。

と、ここまでは普通のニュースなのだが
「2025年には出力1Wの製品を予定している」
「「(事実上)永遠に充電する必要がないスマートフォン」や「(事実上)永遠に飛び続けられるドローン」も実現できる」
という夢に溢れすぎている記述にはすこし眉に唾をつける必要がありそうだ。

さらに
「ニッケル63は半減期を過ぎると銅の安定した同位体となり、一切の放射性を持たず、自然や環境への脅威にもならないとしている」
という半減期を理解してなさそうな記述はこの記者は本当に解って書いているのか疑念を持つし

訂正後の
「ニッケル63は壊変で最終的に銅の安定した同位体となり、一切の放射性を持たず、自然や環境への脅威にもならないとしている。」
についても半減期が100年なのだからその10倍の期間が過ぎた後でも1/1000の放射線量は持っているはずなので本当に大丈夫なのかこの製品?とは思う。

民生用原子力電池、もし実用化されたらどんなところに使いたい?使いたくない?

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Source: スラッシュドット