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インターポール調べ、人身売買被害者の偽コールセンターでの強制労働が全世界に広がる

headless 曰く、

インターポールではテクニカルサポート詐欺などの舞台となる偽コールセンターで人身売買の被害者が強制労働させられていることを確認していたが、偽コールセンターは当初発見された東南アジアだけでなく全世界に広がっているようだ
(ニュースリリース
The Register の記事)。

インターポールが昨年 3 月に実施した人身売買や密入国を対象にした作戦「Operation Storm Makers」ではマレーシアとミャンマーの警察の協力により、高収入のコールセンターの仕事でカンボジアに誘い、到着すると監禁して詐欺の仕事を毎日 14 時間強制する偽コールセンターを摘発している。

その後の調査では詐欺の拠点が全世界に広がっていることが確認されている。たとえば中国やマレーシア、タイ、シンガポールから集められた中国語を話す被害者が、南米や東アフリカ、西欧に送られるケースもあるという。

27 か国が参加して 10 月に行われた作戦「Operation Storm Makers II」では人身売買被害者による詐欺の防止に注力し、多くが偽の求職に騙されたとみられる 800 人近くを国境で阻止することに成功している。UAE では市場やマッサージパーラーで人身売買の危険とその兆候を周知する複数のキャンペーンが行われ、ネパール当局はラジオやパンフレット配布による周知活動を行ったとのことだ。

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Source: スラッシュドット