世界保健機関(WHO)は6日、世界初のマラリア予防のワクチン「Mosquirix(一般名RTS,S)」を承認した。同ワクチンは英グラクソ・スミスクライン(GSK)が開発したもので、アフリカ各地で1万6000人以上の乳幼児を対象にアフリカ8か国などで臨床試験が行われた。蚊が媒介するマラリアは100カ国余りで流行しており、5歳未満のアフリカの子供たちが毎年26万人以上死亡している。これまではWHOの基準を満たすマラリアワクチンは実現していなかった(WHO、GSK、欧州医薬品庁・医薬品委員会(CHMP)リリース、BBC、CNN、日経新聞)。
臨床試験プログラムの結果、RTS,Sを接種した生後5~17か月幼児(1回目の接種時)での4年以上にわたる追跡調査では、RTS,Sの4回接種によりマラリアの発症が39%減少したという。また生後6~12週の乳児(同)においても3年以上にわたる追跡調査により、マラリアの発症が27%減少したとしている。抗マラリア薬との併用で死者や重症者を減らすことが判明した。今回のワクチン承認にWHOは「歴史的な日だ」としている。
pongchang 曰く、
熱帯熱マラリアだけなのか?3日熱とか4日熱とかも防ぐのか?
とにかく、リザーバーの人が減れば、蚊への生活環も断たれるので、ワクチンが上手く運ぶと良いですね。
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Source: スラッシュドット