Microsoft による Activision Blizzard King の買収を阻止すべく米連邦取引委員会 (FTC) が進める行政手続きについて、合衆国憲法に違反すると Microsoft が指摘している
(Microsoft が FTC 行政法審判官室に提出した文書: PDF、
On MSFT の記事、
Game Informer の記事)。
これは Microsoft が FTC 行政法審判官室に提出した反論の文書に記載されたもので、FTC が買収による弊害を適切に示していないことや買収が競争を促進するものであること、FTC が選択的に独占禁止法を執行しようとしていることなどに加え、合衆国憲法違反により手続きが無効だと 34 ページで指摘している。
具体的には、強い行政権を持ち、委員などを容易に解任できない FTC の構造が行政権を定めた合衆国憲法第2条と三権分離の原則に違反すること、FTC の訴えを裁判官ではなく FTC 審判官が裁く仕組みが司法権を定めた合衆国憲法第 3 条と三権分離の原則のほか、適切で公平な法的手続きを保証する合衆国憲法修正第 5 条にも違反するとのことだ。
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Source: スラッシュドット