DRAMの信頼性を検証するためのメモリチェックツールとして使われてきたMemtest86+の最新版となるv6.00が、10月23日に正式版となってリリースされた。正式版は2013年9月27日リリースのv5.01以来となり9年ぶり。1990年代半ばから使われてきた古いツールだが、v6.00では最新ハードウェアをサポートするためにゼロからコードが書き直されているのが特徴(Memtest86+、Tom’s Hardware)。
具体的には32ビット版と64ビット版の両方でUEFIベースのマザーボードに対応する。アプリケーション側の機能としては、x64ロングモードページングのサポート、最大256コアCPUのサポート、DDR4およびDDR5メモリの検出機能の追加、XMPバージョン3.0のサポートが追加されている。
CPUのサポートも大幅に強化された。Intel系CPUのサポートは第13世代Raptor Lakeまで追加された。AMD系ではRyzen 1000シリーズから7000シリーズまでのすべてのZen以前およびAMD Zenベースのプロセッサに対応する。また2013年以降に製造された古いパーツに対する検出機能も追加されたとのこと。
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Source: スラッシュドット