ガジェット

JAXAが月探査機「OMOTENASHI」不具合の調査結果を報告

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は20日、月面探査機「OMOTENASHI」のトラブルに関して調査結果を発表した。探査機の姿勢を制御するスラスターが原因とみられるという。データを分析したところ、ガスジェット推進装置のスラスタバルブに異常が発生、ここから液体の推進剤が漏れ出したのが原因とみているようだ(JAXA:超小型探査機OMOTENASHIに関する記者説明会[動画]TECH+日経クロステック)。

あるAnonymous Coward 曰く、

結論としては、姿勢制御用の米Vacco製ガスジェットスラスタのバルブが噴射後に十分に閉じず、打ち上げ延期の間にプレナム(ガス貯め)に溜まっていた液体推進剤が噴射され続けた結果、異常回転に繋がったのではないかと推定している。バルブが閉じなかった原因としては、こちらも打ち上げ延期の間にシール特性が劣化した可能性やコンタミ混入などの可能性があるが、スラスタの内部はブラックボックスであるため、これ以上の原因究明は難しいという。

すべて読む

| サイエンスセクション

| JAXA

| サイエンス

|
|
この記事をTwitterでつぶやく
この記事をFacebookで共有
この記事をGoogle Plusで共有
このエントリーをはてなブックマークに追加

関連ストーリー:

ispaceの「HAKUTO-R」ミッション1着陸機が打ち上げ成功、日本初&民間初の月面着陸に挑戦
2022年12月14日

日本初の月面着陸を目指した探査機「OMOTENASHI」、通信安定せず着陸断念
2022年11月24日

Source: スラッシュドット