Googleは21日、次期Androidの開発者プレビューとしては最終版となるAndroid 12 Developer Preview 3(DP3)をリリースした(Android Developers Blogの記事、 リリースノート)。
DP3ではSplashScreen APIや通話通知用のCallStyleテンプレートなどが追加されており、ハプティックフィードバックAPIの拡大やウェブリンクの改善、より柔軟なバックアップ構成などユーザーエクスペリエンスを向上させるさまざまなツールや機能が盛り込まれた。また、機械学習の高速化やGPU演算の標準化、NDK関連のクラッシュ発生時のデバッグ性向上、サードパーティ製アプリでも超高解像度カメラセンサーの能力を発揮できるようにするAPI追加なども行われている。
DP3はPixel 3/3 XL/3a/3a XL/4/4 XL/4a/4a 5G/5のシステムイメージが提供されており、既にプレビュービルドがインストールされた端末はOTAで自動アップデートされる。Android Emulatorでテストすることも可能だ。
Android 12の開発者プレビュー版はDP3が最後となり、5月には最初のベータ版がリリース予定だ。そのため、開発者はアプリの互換性テストを行い、Android 12に向けた準備を開始すべき時期だという。Googleでは今後数週間のうちに互換性の確認されたアップデートをリリースするよう推奨している。ただし、現時点ではtargetSdkVersionを変更する必要はないとのことだ。
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Source: スラッシュドット