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Google、インカの人々が情報を記録したヒモ「キープ」のオンライン展覧会を公開

Google は 19 日、インカの人々が情報の記録に用いたヒモのオンライン展覧会「The Khipu Keepers」を Google Arts & Culture で公開した(The Keyword の記事)。

Khipu (キープ) は結び目という意味で、ヒモに作った結び目やその間隔、染色の違いで異なる意味を表す。結び目の種類は3種類 (single / long / figure-eight)。single は一重結び、figure-eight は8の字結びで、long は巻き付けるようにヒモの先を繰り返し輪の中に通して結び目を長くしたもののようだ。

現存するものの 85 % は数値情報の記録に用いられており、figure-eight が数字の 1、long の巻き数で数字の 2 ~ 9 を表し、結び目のないヒモが数字の 0 を表すこともわかっている。一方、残り 15 % は言語による情報が記録されているとみられるが、現在のところ解読できていない

The Khipu Keepers ではペルー・リマ美術館 (MALI) が 8 月 15 日まで開催している特別展「Khipus」オンラインツアーが体験できるほか、Khipu の歴史構造の解説ページなども用意されている。

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Source: スラッシュドット