ガジェット

GCC、著作権をFSFに割り当てなくても貢献可能になる

GCC Steering Committeeは1日、GCCのすべての変更に関する著作権をFSFに割り当てるという要件を緩和すると発表した(メーリングリストでのアナウンスPhoronixの記事The Registerの記事)。

GCCは引き続きGPL v3.0で開発・配布・ライセンスされていくが、貢献者が著作権をFSFに割り当てるかどうかにかかわらず、貢献を受けることができるようになる。この変更により、Linuxカーネルなど他の有名フリーソフトウェアプロジェクトの活動と一致するものになるとのこと。FSFに著作権を割り当てている貢献者は特に何もする必要はなく、Developer Certificate of Originを使用する場合はコミットメッセージにSigned-off-byタグを付加すればいい。

GCCではRMS騒動を受け、GNUやFSFと距離を置くべきではないかという議論も行われていたが、今回の変更については公開での議論なしに決定したことに反発も出ている。

すべて読む

| オープンソースセクション

| オープンソース

| 著作権

| GNU is Not Unix
|
この記事をTwitterでつぶやく
この記事をFacebookで共有
この記事をGoogle Plusで共有
このエントリーをはてなブックマークに追加

関連ストーリー:

FSF、RMS談話と理事会の声明を公開
2021年04月16日

FSF運営チーム、執行役員をはじめ3名が辞任へ
2021年04月03日

RMSとRMSを復活させた理事会全員の解任をFSFに要求する公開書状
2021年03月27日

RMS、FSF理事に復帰
2021年03月24日

GCC 5.2リリース
2015年07月20日

RMS曰く、LLVMはフリーソフトウェアに対する大きな障害
2014年01月26日

GCC、25周年を迎える
2012年03月24日

Source: スラッシュドット