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Excel、遺伝子シンボルが誤った値に変換されることを回避できるオプションを追加

Excel for Windows および Excel for Mac で、遺伝子シンボルが日付などの誤った値に変換されることを回避するオプションが追加されたそうだ
(Microsoft 365 Insider Blog の記事
KC Lemson 氏の Threads 投稿
The Verge の記事
Neowin の記事)。

遺伝子シンボルはアルファベットと数字が連続した文字列になっており、表計算ソフトウェアで誤った値に変換されてしまうこともある。2016 年の調査では遺伝子のリストを使用する論文の 20% で遺伝子シンボルが日付や浮動小数点値に変換されたまま掲載されていることが判明し、HUGO Gene Nomenclature Committee (HGNC) のガイドラインが変更される事態となっていた。

新しいオプションは先日話題になった先頭の 0 を削除するオプションとともに追加されており、「Convert digits surrounding the letter “E” to a number in scientific notation」と「Convert continuous letters and numbers to a date」の 2 つのようだ。オプションが利用できるのは Windows 版がバージョン 2309 (ビルド 16808.10000) 以降、Mac 版がバージョン 16.77 (ビルド 23091003) 以降となる。既に誤変換を避けるように変更された遺伝子シンボルもあるが、これらのオプションをオフにすれば元の表記のままでも正しく表示されるようになるはずだ。

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Source: スラッシュドット