ガジェット

スマホの指紋センサーから指紋情報を抜き、復元する攻撃

香港城市大学と米ジョージ・メイソン大学に所属する研究者らは、スマートフォンのディスプレイ内指紋センサーから指紋データを盗み出し、3Dプリンタで偽の指紋を作成する攻撃方法を発表したそうだ(ITmedia)。

この攻撃では、盗んだ指紋データをもとに3Dプリンタで造形した偽の指紋を指に貼り付け、その偽の指紋を使って生体認証を騙ることが可能だという。研究ではユーザーがディスプレイ内指紋センサーを押す際に放出される電磁波を専用装置で検出、それをもとに3D指紋ピースを作成したという。

この攻撃は被害者の指紋情報を事前に知らなくても実行可能で、ハードウェアやソフトウェアを侵害する必要もなく、高価な装置も不要。かつ異なる種類のスマートフォンでこの攻撃が実行可能であり、指紋画像を50.3%から75.0%の範囲で復元する能力が示されたとしている。

すべて読む

| セキュリティセクション

| テクノロジー

| セキュリティ

| ソフトウェア

| ニュース

| 携帯電話

| プライバシ
|
この記事をTwitterでつぶやく
この記事をFacebookで共有
この記事をGoogle Plusで共有
このエントリーをはてなブックマークに追加

関連ストーリー:

米連邦取引委員会、QRコードを悪用して個人情報を盗み出す企みに注意喚起
2023年12月14日

複数のSMSの応答遅延からスマホ所有者の位置を特定するサイバー攻撃が提唱される
2023年08月10日

米連邦通信委員会、USB 充電ステーションを悪用する「Juice Jacking」への注意喚起を更新
2023年04月15日

Source: スラッシュドット