Sansanが行ったインボイス制度開始後の実態調査によると、経理担当者の70.2%がインボイス制度における業務上の課題を感じたという。調査は請求書関連業務に携わる1000人のビジネスパーソン(経理部門500人、経理以外の部門500人)を対象にしたもの(Sansanリリース、Web担当者Forum)。
特に課題を感じた点としては、「請求書業務の負荷が増えた」39.2%、「社内理解が不十分で混乱が生じた」28.6%、「他業務への影響」24.8%がそれに続いた。インボイス以降、経理担当者は月次決算業務にかける時間が1人あたり月平均11.9時間増加したとされている。
受け取った請求書の確認には、登録番号、取引年月日、消費税額のいずれもほぼ経理担当者による目視確認が必要な状態となっており、受け取った請求書の適格性確認や不備修正対応による負担が増加していることが示された。なお全体の19.9%の請求書が適格要件を満たせずに「要確認」と判定され、その多くが記載ミスに起因していたされている。
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Source: スラッシュドット