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Torvalds氏曰く、特定の企業に攻撃的な態度を取ることはしない。私は過去から学んだ

Linuxの生みの親であるLinux Torvalds氏は、最近は表舞台にあまり姿を見せていなかったが、11日に開催されたOpen Source Summit Japanで、Verizonのオープンソース責任者であるDirk Hohndel氏との対談で、Linuxの現状や開発について語った(ZDNET Japan)。

Torvalds氏は、次のLinuxカーネルリリースである「Linux 6.7」について言及し、現在進行中のリリース作業について説明した。順調に行けば、クリスマス頃にLinuxカーネルの次のバージョンがリリースされる可能性があるという。

メンテナーの話題も出た。Torvalds氏は、優れたメンテナーには他人のコードを判断する能力や長期間対応し続ける能力が必要であると述べた。彼は自身の仕事への情熱を強調しつつも、他の開発者との人間関係を維持することの難しさにも言及している。

Torvalds氏は2018年に、評判が悪かった喧嘩腰のコミュニケーションスタイルを改めることを決意した。しばらくの間Linuxカーネル開発の現場を離れたが、復帰後の同氏は以前よりもずっと温厚になったという。またこれからは「特定の企業に攻撃的な態度を取ることはしない。私は過去から学んだ」と述べた。

このほかにもカーネル開発者の高齢化や新技術の導入についても議論が出た。Rustの使用や人工知能(AI)の役割について述べた。Torvalds氏はAIの役割に関しては、自動化がコードのバグを見つける際に役立っていると考えており、AIは開発者の仕事をサポートするツールであると認識しているとの考えを示した。

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Source: スラッシュドット