各地で泳ぐクマの目撃が相次いでいるそうだ。これらのクマは餌を求めて生息域を拡大しようとしている可能性がある。中でも若い雄のクマは自分の生息域を見つけられず、新天地を求めて泳いでいる可能性があるという(テレ朝news)。
とくに山口県ではクマによる被害が急増しているそう。ツキノワグマは中国地方と紀伊半島で絶滅の恐れがあったことから保護策が取られたが、うまくいきすぎてしまったようだ。クマの個体数が増える一方で、この数十年の間に猟友会の人の数が減ってきた関係でバランスが崩れてきているという。
将来的には1987年を最後に野生のクマがいなくなった九州地方に、関門海峡を隔てた山口県からクマが移住する可能性も懸念されているという。クマは泳ぐことが得意であり、関門海峡のような幅広い海峡を泳ぐ能力を持つ。ただし、関門海峡は流れが早いことから、九州へ渡る可能性は現時点では低いと見られている。
| 日本
| 地球
| ニュース
|
関連ストーリー:
東京でクマ目撃増加、都市部に出没拡大
2023年12月04日
富士山の標高2400mで大量のどんぐりが見つかる、人為的に撒かれたか
2023年11月10日
一斗缶をかぶったまま歩くクマが撮影される。秋田県大仙市
2023年11月08日
Source: スラッシュドット