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原子力機構、木材原料の繊維から簡単に作れてCO2や金属吸着できるゲル材

日本原子力研究開発機構と豊橋技術科学大学、東京都立産業技術研究センターの研究チームは4日、木材パルプから生成されたセルロースナノファイバー(CNF)を使って、微細な穴が多数あり、壊れにくいゲル材料を開発した(時事ドットコム)。

このゲル材料は液体だけでなく、CO2のような気体も含ませることができ、有害な金属物質の吸着や回収にも応用できる可能性があるという。人体への影響も少ないとみられることから、医療材料としての利用も見込まれているとのこと。

以前にも、CMCナノファイバーを使った類似のゲルが開発されていたことがあったが、その加工コストが高く大量生産が難しい課題があった。この新しいゲル材料は、CNFの溶液に水酸化ナトリウムを加えて凍結し、その後クエン酸を使用して溶かすという簡単な方法で作成できる。乾燥した状態では白い発泡スチロールのように見えるが水を含むとゼリー状になり、強い力で押しつぶしても水に浸せば元に戻るとしている。

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Source: スラッシュドット