JR東海は、カーボンニュートラルを目指す一環として、水素を燃料とした鉄道車両の模擬走行試験を実施すると発表した。ディーゼルエンジン車両のカーボンニュートラル化に向けて行ってきた取り組みの一環で、同社では燃料電池と蓄電池のシステム、水素エンジンと蓄電池のシステムなど二つの動力構成を検討、車両からのCO2排出をゼロにすることを目指しているという(スマートジャパン)。
模擬走行は愛知県小牧市の研究施設で行われ、レールを模した軌条輪の上で台車を走行させることで、勾配等の実際の走行条件を模擬できるという。これにより、山間部など様々な条件下での走行性能や非電化路線への適応性を検証する。燃料電池による模擬走行試験は2023年11月から始まり、水素エンジンに関する試験は2024年度以降に予定されているとのこと。
| テクノロジー
| ニュース
| 交通
|
関連ストーリー:
日本郵便、水素燃料トラックを導入
2023年12月04日
トヨタ中嶋副社長、水素FCEVセダンミライの不振を認め、開発の軸足を商用車へ
2023年11月17日
積水ハウス、余剰電力で水を電気分解して水素を製造、貯蔵、利用できる水素住宅
2023年07月19日
Source: スラッシュドット