シンプレクス・ホールディングスが出資するSIMPLEX QUANTUMと東京大学医学部付属病院は共同で、Apple Watchを利用した大規模な臨床研究を10月に開始した。この臨床研究では、身体活動能力や既往歴、生活習慣に関するアンケートなどを元に、心不全を検知するAIの有効性を検証するという(日経クロステック)。
5000人の参加者を募集し、Apple Watchでの心電図計測やアンケート回答を通じて、心不全の症状と心電図の関係を分析し、AIプログラムの有用性を評価する。研究期間は最長で24年12月31日まで。心不全は心臓のポンプ機能が原因で悪化する状態であり、年々患者数の増加が続いていることから、その早期発見や予防に向けてこの研究がおこなわれる模様。
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Source: スラッシュドット